神狐道の一族の末裔である四姉妹の長女フゥー・メイ

かつて神職を司る人間と共存していた狐の一族で
神社の守り手として存在していたが、
大きな戦が起こり一族のほとんどが犠牲になった。

そして月日が流れ、
倒壊寸前の神社の隣にある小さな平屋に人影が…

「トトさま死んじゃいやだよ」
「お前たち…姉妹でチカラを合わせて自由に生きていきなさい」

最愛の父が亡くなり、四姉妹は生活をしていくため
ボロボロになった神社を綺麗に掃除し、
古くなった柱や壁は妖術を使って化けさせた。

その後四姉妹は巫女として働き、次第に参拝客が増えていった。

ある日、メイは神社の裏を掃除していると
壁の一部が崩れ落ち、祠が現れ霧が立ち込める…

すると目の前に九尾の男が現れた。

「神狐道の一族の末裔じゃな。
おぬし、最愛の父を蘇らせたくはないか？」

九尾の男がメイに問いかける。

「人間の魂を100人集め、我に捧げよ、さすれば父は蘇る」

この日からフゥー・メイの人生は大きく変わっていくのである…。