VW マキシビートル 1973 イエロー (ミニカー) 通販 - ホビーサーチ ミニカー

●1970年代初頭、ドイツのテレビ局「ARD」は、ドイツ連邦共和国にある多くの社会施設を「ドイツ救援活動組織」という財団が資金面で支援する「Ein Platz an der Sonne」(陽の当たる場所)という抽選番組を放送していた。
●1971年からは、番組の人気によって、提携都市の活動も促進され、有名人を招いてのサッカー大会など、さまざまなアクションを通じて、都市の住民に抽選会への参加が呼びかけられるようになった。
●1971年、ヴォルフスブルク市は最初の会場を提供してくれた。
●VW工場とARD放送のコラボレーションは大成功を収め、その後も継続されることになった。
●1973年には、番組のために自社製のビートルを作るほどだった。

●このカスタムビートルの目的は、抽選に参加したドイツのショービジネス界のセレブリティを、そのオープンカーに乗せて華々しく演出することであった。
●3列目のシートを設置するために、VWビートルを半分に切り、ちょうど75cmのセンターピースをはめて延長した。
●これで8人乗りになるはずだったが、最終的には10人乗れることが必要とされた。
●追加の2人分の座席を確保するため、リアには手すりを備えた2人分のエマージェンシー・ベンチシートが装着された。
●リアには標準的な44hpのボクサー・エンジンが搭載され、マキシ・カブリオレを時速115kmまで加速できるはずだった。
●しかしそれは理論上の話に過ぎず、ロングホイールベースによるコーナリングが災いして、おそらくあまり快適な運転ができたとは思えないからだ。