【実況?】チョコ電を追え!

鉄道模型
カピの塚
【実況?】チョコ電を追え!
こんばんは。カピの塚です。

JR山手線が「山手線」と命名されてから今年で100年を迎え、ちょっとした話題になっています。これを記念してチョコレート色に装飾されたE231系電車が1本だけ走っているのですが、みなさんはご覧になりましたでしょうか。

山手線では50数本の電車が使われており、その中のたったの1本がチョコレート色ですので、毎日利用している人でもなかなか当たりません。しかも、12月4日までの期間限定運行なのです。もうすぐ見納めとなってしまう前に、カピの塚も先週の土曜日にチョコレート電車、略してチョコ電を探しにいってみました。

山手線を追いかけるなら、京浜東北線の快速!
E233系 京浜東北線


田端~東京~田町間は山手線と京浜東北線の電車が並んで走ってます。しかも、昼間は京浜東北線は快速運転なので、これで追いかけましょう。
(※写真は御徒町駅で撮影したものですが、御徒町駅は快速通過駅です。)

神田駅にて停車中のチョコ電を激写!神田で追いついた。

おお、停まっている!
この間に先回りだっ。

東京に着くまでに一気に距離を開ける。
東京に着くまでに一気に距離を開ける。


流石だな快速。チョコ電をどんどん引き離していくぜ!
京浜東北線は先に東京に到着!


んー、京浜東北線は時間調整…だと?

東京で追いつかれる。
ところが東京で追いつかれる。


追い抜いた優越感に浸っていられたのも束の間。
東京駅で追いつかれてしまったのです。

隣の電車は茶色く見える。
側面の装飾をチェーック!!


実はチョコ電は、大手菓子メーカーがスポンサーとなったラッピング電車。
チョコレート色の車体に、メーカーのロゴやメッセージが書かれています。

古(いにしえ)のフォントを発見。
国鉄書体発見。


「クハE231-502」(形式名表記)とありますが、国鉄時代のフォントで書かれています!
現在、JR東日本では209系以降に製造された電車にはゴシック体を使っています。


さて、引き続き、京浜東北線に乗って先回りできるところまで行ってみました。
もちろん、このまま進むと、浜松町か田町が限界なわけだが…。


浜松町でキャッチ!
浜松町に先回り。


浜松町で京浜東北線の電車を降り、急いで反対方向のホームへ。
障害物が少なく撮影しやすいポジションに立って激写!

巨大チョコレート。
見よ、このチョコレートっぷりを!


1両だけがチョコレート色とかいうレベルではなく、11両編成中11両全てがチョコレート色になっているわけです。カッティングシートを貼っているんだと思いますが、ずいぶんと大掛かりですね。

先頭部をアップ。
スカートは強化型です。


フロントガラスの下には「山手線 命名100周年 JR」と書かれています。
そしてBトレインショーティーでも重要ポイントになっているスカート(連結器の下の白いプロテクター的な物体です)がいわゆる強化型であることも確認しておきました。


おっと。Bトレインショーティー、まだまだご予約受付中です。
【単品】 Bトレインショーティー E231系山手線100周年ラッピング車
【10個セット】 Bトレインショーティー E231系山手線100周年ラッピング車



最後に、御徒町駅で撮った写真をドゾー。

チョコレート色の山手線
E231系 山手線 命名100周年記念号


山手線といえば黄緑色。何故にチョコレートなのか、という疑問を抱いた方にご説明しますと、100年前の山手線の電車をイメージしたものだから、です。大昔の日本の鉄道車両には茶色の塗装が非常に多かったのです。ラインカラーという概念は無く、各地で走り回っていた蒸気機関車の煤で汚れても目立たない色の一つとして、この茶色が選ばれていたわけです。国鉄(現在のJR)が定義しているこの茶色は「ぶどう色2号」という名称で呼ばれています。

工作派の方に、カラースプレーございます。
SP-02 ぶどう色2号 (GREENMAX)
No.033 ぶどう2号 (ジェイズ)

通常の山手線
E231系 山手線


見慣れた山手線の写真もついでに。山手線のラインカラーは、一般的に「うぐいす」色、国鉄の定義では「黄緑6号」と呼ばれています。

SP-15 黄緑6号 (GREENMAX)
No.045 うぐいす (黄緑6号) (ジェイズ) 近日発売予定

ちなみに、山手線で使われていたかどうか分かりませんが、国鉄ではぶどう色2号が採用される前にはぶどう色1号という、もっと暗い色がよく使われていたようです。

No.006 ぶどう1号 (ジェイズ)

さて、E231系山手線命名100周年記念ラッピング列車はもうすぐ見納めです。一目見たら何かよいことがありそう。一度乗ったら絶対ラッキー。幸せなチョコ電、ぜひ探してみてください(!?)。

※補足ですが、マクロスF劇場版ラッピング電車は2本ありますので、チョコ電のほうが遭遇率は低いですよ。


担当:カピの塚@デジタル全盛の今、あえてフィルム派です。



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