こんにちは、カピの塚です。
昨年の春のことですが、宮城県に用事がありましてお出かけしてきました。その帰りに松島観光で遊覧船に乗りましたよ。
松島の島の多さには圧倒されました。大小260前後の島々が点在しているわけですが、「島の数は八百八だ」と言われても信じてしまいそうですよね。
それでは、そのときのお写真を。ジオラマ製作の参考にどうぞ。

松島や
ああ松島や
松島や
松尾芭蕉は奥の細道の道中に立ち寄った松島があまりにも美しい景色のため句が思い浮かばず、これを詠んだという逸話があります。
………が、実際のところは違うそうで、江戸時代の狂言師・田原坊が創った句だとか。
ただ、芭蕉はちょうど良い句をその場で思い浮かべることができなかったという可能性は否めませんね。

ちゃんちゃん。
って、まだ終わりませんよおおお!

JR仙石線に乗ったら、こんな電車が走ってました。
先頭!! (石巻駅側)

最後尾!! (仙台駅側)

車体全体にイラストが沢山描いてありましたが、
全て石ノ森章太郎作品のキャラクターのようです!!
実はこの電車、「マンガッタンライナーII」と言いまして、石ノ森章太郎の作品に登場したキャラクター達が全面ラッピングされています。先ほどの石巻駅側先頭車(1号車)前面は『シージェッター海斗』、最後尾の仙台駅側先頭車(4号車)前面は『
仮面ライダー』がどーんと描かれているわけです。
車体側面のイラストの内容を表にまとめると、
というわけで、なんとも賑やかな内容になっています。
そんなマンガッタンライナーIIがなんと、Nゲージ鉄道模型になります!
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205系 3100番台 仙石線 マンガッタンライナーII (4両セット) (鉄道模型)

車内インテリアの形状など、大人の事情で実車とは異なるため“タイプ”となりますが、この色とりどりなキャラクターたちをどのくらい美しく再現してくれるのか楽しみですね。
ところで、終点の石巻駅に行ってみると。

いました。駅名看板にこっそりシージェッター海斗がいます。
その上には、石巻の観光案内地図がありますが、あちこちにキャラクターたちが。
そして。

ホームの壁面に
009島村ジョーですよ。
宮城県観光PRキャラの「むすび丸」(柱の駅名の下)より大幅に目立っています。
写真を撮り忘れてしまったのですが、改札口には仮面ライダーやサイボーグ009などのオブジェ(4/5スケールくらいのフィギュア?)が設置されてまして、これにも圧倒されました。
これは、石ノ森章太郎ゆかりの地である石巻を終点とする仙石線ならではの企画。石巻市には“石ノ森萬画館”という博物館/記念館があります。石ノ森作品ファンの貴方、宮城県に行ったら、ぜひ仙石線のマンガッタンライナーで石巻へ行きましょう。
※マンガッタンライナーとマンガッタンライナーIIは土日は固定時刻で運転されていますが、平日はランダムで運転されています(=平日は走らない場合有り)。最後に仙石線の解説を。通常の仙石線はこんな電車です。
青い帯の編成(ノーマル車)。
さわやかな色合いですね。仙石線の205系は東京の山手線などから転属してきた電車ですが、中間車の先頭車化改造、半自動ドアボタン設置改造、お手洗い設置改造など各所が改造されており、仙石線独自の電車になっています。
ごめんなさい、初回生産品のNゲージセットは長期売り切れです。
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205系3100番台 仙石線色 (4両セット) (鉄道模型)2010/03/04追記:現行仕様のNゲージセットはございます!
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205系3100番台 仙石線色 シングルアームパンタグラフ (4両セット) (鉄道模型)1両ずつ帯の色が違う編成(2-WAYシート車)。
石巻駅側の先頭車はロングシートとクロスシートに座席配置を変えることができる便利な電車です。ノーマル編成との違いを表すため、1両ずつ沿線の観光地をテーマとした車体色を採用しています。
こちらもごめんなさい。Nゲージは売り切れてしまいました。
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205系3100番台 仙石線 2WAYシート編成色 (4両セット) (鉄道模型)仙石線はもともと「宮城電気鉄道」という私鉄でしたが、戦争中に国有化され、国鉄仙石線となり、民営化を経て現在に至ります。開業当初から直流1,500Vで電化されてて、東北地方のJR線では唯一の直流電化路線です。東北地方のJR線の電化方式は交流なので、東北地方で一般的に使っている電車を仙石線で使うことはできません。そのため、東京の山手線などで使われていた電車をまわしてきている、というのが205系が使われている理由というわけです。
また、仙石線の仙台駅は独立しているほか、他のJR線と線路がつながっている場所は石巻駅など合計2ヶ所くらいというところも、元私鉄らしい一面のひとつです。実際に仙石線に乗ってみると、駅の雰囲気や街並みはJRや国鉄とは違う、私鉄のような風情を感じてしまったのは私だけでしょうか?
仙石線沿線には、松島や石ノ森萬画館のほか、話題のアウトレットパーク仙台港など、お楽しみスポットが沢山ありますので、おすすめですよ。
担当:カピの塚@仙石線の接近放送のチャイムを聞くと『めちゃイケ』を思い出します。