ボディは、ややフロントマスクが天地に厚ぼったく見えることと、逆にテールエンドが天地に少し薄っぺらく、表情がわずかに乏しいこと、後付けのフロント・リヤのスカートの造形がやや大げさで仰々しいものの、全体的には実車の雰囲気をうまく捉えている。
バスタブ式のインテリアも、見せ所であるインストルメントパネル、ステアリングも含めモールドはシャープで好印象。特徴的なバケットシートも素晴らしい出来映えで、シートに入る刺繍もV-Limited、Limited用もきちんと付属していて親切だが、各アプライドモデルで微妙に違う複雑な曲線の切り返しを再現するのはサンデーモデラーの方には少し荷が重いかも知れない。
作例は、WRCタイトルを逃した1998年暮れに発売された限定車、F型 ハードトップセダン WRXタイプRA STIバージョン V リミテッドを再現。4ドアボディへの改修を行っている。 |