●オハ35系は、蒸気機関車がまだ鉄道の主役だった時代の代表的な客車のひとつです。
●「丸屋根」と呼ばれる両端が丸く絞り込まれた屋根が特徴で、それはスハ43系など一世代前、昭和に入って間もなくから戦前にかけての客車に共通します。
●さらにオハ35系が画期的だったのは、初めて「広窓」の普通客車という点で、4人掛けのボックス座席に対応するため1000mm幅の窓となりました。

●模型の特徴
(1)オハ35・オハフ33とも、茶は原形車のイメージで木製ドア、ブルーは更新車のイメージでHゴムのついた金属ドアを表現(スハニ32は原形車をイメージ)
(2)車体各部に並んだリベットを表現
(3)車端部に梯子を別付けパーツで再現(オハフ33・スハニ32)
(4)WC・洗面所のすりガラスや荷物室窓保護棒を的確に再現
(5)戦前系客車らしさを見せる軸箱式のTR23形台車
(6)テールライト点灯(オハフ33)、消灯スイッチ付