海上自衛隊 護衛艦 初代 あやなみ (プラモデル)
●プラスチック製 組立モデルキット
●洋上モデル

●あやなみ型護衛艦は、第1次防衛力整備計画で計画・建造された海上自衛隊の護衛艦
 (当初は警備艦)で、昭和30~33年度計画で7隻が建造されました。
●艦内容積と復原性向上のため長船首楼型船型を採用。弱点となる前部と後部の段差の
 接続部の強度を、緩やかな傾斜を付けた連続した甲板とすることで解決ししました。
 「オランダ坂」と呼ばれたこの傾斜甲板は、むらさめ型、あきづき型にも採用され、自衛隊
 初期護衛艦のシンボル的なシルエットとなりました。

●兵装は護衛艦として初めてMk.33 3インチ連装速射砲を搭載。対潜兵装としてMk.15
 ヘッジホッグ、爆雷投射機(Y砲)、短魚雷落射機、爆雷投下軌条。対潜・対水上用に53cm
 4連装魚雷発射管を搭載し、対潜能力を重視していました。

●1番艦あやなみは1958年2月に就役した後に横須賀地方隊に配属され、1983年には
 特務艦に種別変更されました。あやなみ型前期型と呼ばれるグループに属し、ESM装備は
 後日装備とし、3番砲の防楯や、後甲板のブルワークがないのが特徴です。

●キットでは本艦の最大の特徴である「オランダ坂」甲板を始め、その後の護衛艦の基礎を
 築いたあやなみ型の特徴を余すことなく再現しています。実際にこの艦を見た方にとっては、
 非常に懐かしく思える模型となるでしょう。