ポルシェ 936C ムジェロ 1000km レース 1982年 (ミニカー)
●1976年に917ポルシェに代わってオープンポルシェ936が登場しました。936は917と同じく
 多くの成功を収めたレーシングカーでした。この936をベースにグループC企画レーシング
 カーをヨーストが開発したのがポルシェ936Cです。当時ポルシェワークスドライバーだった、 Reinhold Joestが作ったヨーストレーシングがはポルシェ935/908を走らせて多くの成績を
 残していました。1982年にそれまでGR5、GR6と呼ばれていたクラスがグループCとなると、
 いち早くヨーストレーシングが、オープンレーシングカーだったポルシェ936をグループC
 仕様に独自に開発しました。ポルシェ936Cは1982年にポルシェワークスが956を開発、
 プライベートチームに販売するまでの短い間ですが多くのサーキットで活躍しました。
 今回のモデルは1982年にムジェロ・サーキットで開催された1000kmレースの仕様です。
 ドライバーはBob Wollek/Henri Pescarlo/Hans Heyerで、結果は総合3位、グループCクラス
 では優勝しました。ドライバーのボブ・ウォレックは、この同じムジェロレースでポルシェ935J
 (ヨーストレーシング)を同時にドライブしています。現在では考えられませんが、1980年代、
 1990年代は同じチームの2台の車を同じドライバーがドライブする事はよくあることでした。