14系500番台 急行 「ニセコ・宗谷」 (増結・5両セット) (鉄道模型)
【実車紹介】
●14系500番台(座席車)は、臨時特急や急行列車などで活躍していた14系特急形客車を、
 老朽化で取替えが急がれていた北海道の急行用客車に改造転用した車両です。
 昭和55年(1980)から、暖房強化、客扉(折戸→引戸)などの耐寒耐雪工事を施されて、
 59両が津軽海峡を渡りました。渡道後は道内の急行「ニセコ」「宗谷」などに使用され、
 同様に耐寒改造された14系寝台客車との組み合わせで、夜行急行列車でも活躍しました。
 冷暖房などの電源装置をスハフ14に搭載しており、様々な機関車での牽引が可能です。
●郵便客車のオユ10は郵政省(当時)の所有で、国鉄の荷物列車や旅客列車に連結され、
 日本各地を結んで郵便物を運搬していました。
 全国に張り巡らされた鉄道網が郵便物の運搬を支えていましたが、航空機やトラック輸送の
 発達により速達性が求められる中、昭和61年(1986)に鉄道による輸送が全廃となって姿を
 消しました。
●荷物客車のマニ36は、優等客車などを荷物輸送用に改造して生まれました。
 後年は一般車のスハ32などからも改造され、総数230両余りが誕生し増加する小荷物輸送
 を支えました。
 
【製品特長説明】
●C62が牽引した急行「ニセコ」。DD51牽引に置き換えられた後も昼行客車急行として活躍
 した最末期の編成で、14系500番台座席車に、本州間との青函連絡船航送の郵便車
 スユ15、荷物車マニ50を加えた編成を再現。
●基本セットで、上りの札幌発函館行きの編成に。
 増結セットを加えて、下りの荷物車マニ50を連結した編成を再現。
●繁忙期の増結長編成も再現が出来るように、オハ14 500番台を増結セットに含め、道内急行
 「宗谷」なども編成可。
●スハフ14 500番台は、縦雨樋埋め込みに、電源エンジン吸気用ルーバーありのオリジナル
 の姿を車体新規で再現。また、新形式となる郵便車スユ15は最終タイプのボディー形状を
 選択。荷物車マニ50も新登場。
●編成中間連結部には、ボディーマウント式のKATO密自連カプラーを標準装備。
 実感的な車体間隔と走行を再現。
●編成端となるスユ15、スハフ14(4号車)にはアーノルドカプラー標準装備。
 交換用のKATOナックルカプラー付属。
●基本/増結セットともに、編成端となる車両にはテールライト標準装備。消灯スイッチ付。
 実車同様の増結が楽しめます。
●側面の号車番号/種別表示/列車名/行先等は印刷済(急行「ニセコ」:函館行)。
●下り列車(札幌行)や急行「宗谷」など再現用に、行先表示シール付属。
 編成端となる車両妻面には、実感的な検査標記を印刷済。
●パッケージは、基本/増結セットともにブックケース入。セットケースには機関車が収納可能。
●郵便物や小荷物輸送に活躍した姿が手軽に再現できる、郵便車オユ10と荷物車マニ36が
 単品車両で登場。
●郵便車オユ10は、旧製品(#5066)のテールライト(片側)を点灯化。
 列車末尾を飾るに相応しい仕様にリニューアル。
●冷房改造と耐寒仕様が施された2550番台がプロトタイプで、車体番号は新規に2560を設定。
 所属表記は北オク。
 列車中間部への組み込みも考慮し、テールライト消灯スイッチ付。
 従来と同様車体色はブルー、屋根は銀塗装で再現。
●荷物車マニ36は、セットにのみ含まれていた車種の単品発売。
 スハ32から改造されたタイプをプロトタイプに選定。
●車体番号は新規設定に2155を設定。所属表記は北スミ。連結器はオユ10共に、アーノルド
 カプラー標準装備。

【関連オプションパーツ】
●室内灯
 11-211(11-212)LED室内灯クリア(6両)
 11-213(11-214)LED室内灯クリア(電球色)(6両)
●カプラー
 11-710 マグネマティックカプラーMT-10(オユ10/マニ36 アーノルドカプラーにのみ対応)
●中間車の組み込まれる1号車のスハフ14 552にもテールライト、変換マーク標準装備。
 郵便車が連結されない「宗谷」「天北」などの列車も再現可能