国鉄・近郊形直流電車115系 クモハ115-300 、モハ114-300 未塗装車体キット (各1両・組み立てキット) (鉄道模型)
【製品の特徴】
●プロトタイプ:115 系の先頭車クモハ115、モハ114 の中で、製造時から冷房付きとなった300 番代を模型化。シールドビーム化され小径になった前照灯、ユニットサッシ化された客窓などオリジナルの形状を余すことなく模型化。
●ヘッド・テールライトケース、タイフォンは別部品(予備あり)としているので、前面の塗り分けのマスキングに便利です。
●客ドア部の手掛け:冬季の半自動ドア扱いの際に使用される「手掛け」はシャープなモールドで再現。
●複数社の製品流用に対応:下回りはKATO 製、TOMIX 製の113 系1500、2000 番台、115 系1000 番代のいずれも装着可能。
●車体は一体成形:正面・側面・妻板をプラスチック一体成形。面倒な組立、接着、調整が不要。
●実感的な表示器:正面上部の種別表示器と、側面の行先表示器は透明パーツでガラスの奥に幕があるように再現可能。
●ワイパーのモールド無しの運転室ガラスを付属:ワイパーの別体化に便利。
●信号炎管用の穴位置:信号炎管は各社のパーツが利用できるように、車体裏側に取付位置を示す止まり穴を設置。
●モハ114-300 の妻板に設置されている四角い配電箱は別パーツし、配管の有/無の2 パターンを同梱。
●無駄な付属パーツを一切無くし、安価な普及価格を設定。キット組立・塗装入門用や、大量増備・改造ベースに最適!!

※キットは車体のみです。屋上機器、台車、床下機器、床板、室内などは付属しません。他社製パーツを別途ご用意ください。
※クーラーは同梱していませんので、α-model 製AU75 クーラー各種(No.181~186)などを別途ご用意ください。

【実車解説・115系300番代】
●115系300番代は1973 年から製造された片側3 扉の近郊型直流電車です。新製時から冷房装置が搭載されているのが特徴で、車体側面の客窓はすきま風防止と製造時の省力化のためユニットサッシとなっており、客扉の手カケも小型化され手かけ部の逃げが車内外に無い形状となっています。
先頭車については乗務員室面積拡大に伴って運転士席側に小窓が設けられて左右の窓配置が異なるようになり、正面の前照灯は小径のシールドビーム、タイフォンは対雪型のシャッター付きに変更されました。パンタグラフを搭載するモハ114-300 は最低作用高さが低いPS23 型パンタグラフを搭載することで小断面のトンネルを持つ路線に対応できるようになったため他の車両と同じ屋根形状となっています。
車体色は115系0番代と同じ塗り分けで新製当初は湘南色と横須賀色で東北線、高崎線、中央東線などで運用されましたが、一部の車両は岡山、広島、下関などに転属し活躍しました。
運転形態は基本編成8 両+付属編成4 両、クモハ115 を含む編成は最小3 両といった運用で115 系0 番代とも併結されていました。
その後115 系は、シートピッチ拡大、耐寒耐雪強化した1000 番代や、耐寒耐雪を省略した2000 番代、2600 番代、2 扉変換クロスシート車の3000 番代など長期に渡り増備され、広範囲で運用されています。

【製品解説・クモハ115-300、モハ114-300】
●本製品は115 系として製造された中でも昭和47 年から新製された300 番代車を模型化したものです。
ユニットサッシ化された側面客窓や、小型の客ドア部の手掛け、小径のシールドビーム前照灯、羽根つきの押込形通風器、側面の電動行先方向幕、AU75 集中形クーラー装備といった新製冷房車の特徴を別パーツ化や、精細なモールドで再現しています。
最小3 両編成から最大10 両編成まで、さまざまな編成のバリエーションをお楽しみください。


【本製品について】
●本製品は車体キットです。床板、床下機器、室内、台車などは付属しません。お手数ですが、他社製品の部品を別途ご用意ください。
●推奨:KATO製、ならびにTOMIX製の113系、115系(共にシートピッチ拡大車)の下回り。
※ただし、TOMIX製の初期製品には対応しません。
●通風器、クーラー、パンタグラフなどの屋上機器は付属しません。
●推奨:α-model製ほか各社のAU75型クーラー
※その他の推奨品は組み立て説明書をご覧ください。

●対象年齢:10歳以上
※組み立て式のプラスチックモデル、及び鉄道模型の工作・知識がある方が対象の商品です。