【実車概要】
●489系は1970(S45)年に横川～軽井沢間での協調運転対応車として登場しました。
●1972(S47)年には貫通型先頭車の200番代が登場、1992(H4)年頃より同線を走る1８９系と同様の「あさま色」を纏(まと)い、横軽間が廃止される1997(H9)年9月30日まで活躍し続けました。

【実車ガイド】
●489系は、信越線経由での首都圏～北陸間の輸送力増強を目的として、1971(昭和46)年に登場した交直流形特急電車です。同系は、ベースとなった485系と基本構造は同一ですが、日本屈指の難所、横川～軽井沢間66.7‰勾配の通過対策として、補機との協調運転装置や空気バネパンク装置などを付加、これにより編成両数の制限を受けることなく同区間を通過することが可能となりました。489系の登場をきっかけに、「白山」をはじめとする特急列車が次々と増発され、同系は対信州・北陸圏の輸送力強化に大きく貢献しました。
●総数で160両余りが登場した489系のうち、JR東日本の長野総合車両所(長ナノ)に所属していた同系については、1992(平成4)年頃より内外装のリニューアルが実施され、同所の189系と同じくフォギーグレーをベースにアイビーグリーンの帯を巻いた「あさま」専用塗色となりました。装いも新たに、上野～長野間のL特急「あさま」や季節特急「そよかぜ」として活躍を続けた489系ですが、1997(平成9)年10月の長野新幹線開業に伴い、信越線横川～軽井沢間は鉄道線としての役目を終え、同系も運命を共にしています。
●製品は、特徴あるカラーリングはもちろんのこと、貫通型スタイルの先頭部形状や、クハ489-200形・クハ489-600形で異なる床下機器など、同系の姿を細部に至るまで的確に再現したモデルとなっています。

【実車編成例】
●1997年　あさま(直江津－上野)
　クハ489-200 + モハ489 + モハ488 + モハ489 + モハ488 + サロ489 + モハ489 + モハ488 + クハ489-600

【特徴】
●AU13・71クーラーを装備したモハユニットをセットした2両セット

●側面の号車挿しと種別挿しは取り外された状態を再現
●TN-HOカプラー標準装備
●室内カーテン採用(ユーザー付け)
●転写シートは基本セットに付属
●横軽対応マーク印刷済み

【セット編成内容 】
●モハ488(T)
●モハ489

【付属品】
●無し

【許諾】
●JR東日本商品化許諾済