M4 コンポジットシャーマン `チャイナクリッパー` (プラモデル)
●戦車が陸の戦闘の主役となった第二次世界大戦で総数5万両を超える生産数を記録したのがアメリカのM4シャーマン中戦車のシリーズでした。
●M4シャーマン・コンポジット車体は1943年8月から44年1月にかけて約1500両が生産されたのです。
●エンジンはライトR-975-C1星形空冷9気筒。主砲には37.5口径75mm戦車砲M3を装備。
●足回りは垂直に渦巻スプリングをレイアウトしたVVSS(垂直渦巻スプリングサスペンション)を採用され、ヨーロッパ戦線のみならず、太平洋戦線にも送られ、アメリカ軍の各部隊に配備されたのでした。
●アメリカ軍第6機甲師団第68戦車大隊C中隊もM4シャーマン・コンポジットを受領した部隊のひとつでした。
●各車両には車体にニックネームが付けられ、その一つには「チャイナ・クリッパー」のニックネームが付けられていました。
●「チャイナ・クリッパー」はパン・アメリカン航空が1934年から45年にかけて太平洋で運行したマーチンM130大型飛行艇の名称です。
●「チャイナ・クリッパー」は68戦車大隊とともに1944年2月にイギリスに到着後、7月にはフランスに展開。1945年8月にはドイツに進撃。12月に帰還するまで、活躍を続けたのです。

【模型要目】
●アメリカ軍M4シャーマン後期型コンポジット車体`チャイナクリッパー`の1/35スケールモデル組立キットです。
●コンポジット(合成)という名の付く、車体前方が鋳造、後方は溶接車体と2種のタイプを合わせた特徴ある車体を再現しました。砲塔は右側に補強を加えたチークアーマー砲塔です。
●そして、付属の精密なレジンパーツをつかって現地でよく見られた荷物を積んだシャーマンを演出することもできます。