機械昆蟲制作のすべて 進化し続けるメカニカルミュータントたち (画集・設定資料集)
──craft factory SHOVEL HEAD、初の造形技法&作品集。ようこそ、機械昆蟲の世界へ!

●craft factory SHOVEL HEADの宇田川誉仁氏は、空想上や実在する生き物から着想を得た立体作品を制作している造形作家です。
●紙粘土や針金、機械パーツ類、廃材などでつくられた立体を「メカニカルミュータント」と呼び、機械的に再生、進化、変異をとげて棲息している…という想定で数々の作品を創作しています。
●本書でピックアップするのは、「実在の昆虫を本物そっくりでメカっぽい外観に仕上げた作品たち」。それらの機械昆蟲は、強いインパクトで見る人を惹きつけます。
●1点ものの作品と複製タイプの作品群をつくり下ろし、作業工程を写真で追って「つくり方の秘密」を解き明かしていきます。

●第1章は大型(約20cm)の1点もの作品、ミカドトックリバチのつくり方です。
●紙粘土で本体をつくり、盛りつけと削りで成形を進め、細部をつくり込んでいく独自の工程を解説します。
●艶やかに輝く眼や透き通った翅、アゴや脚部の機械的パーツの魅力は狩りをするハチの特徴と合致しています。

●第2章は小型(約5cm)のコガネムシ作品で型取りして量産する方法をクローズアップします。
●原型からの型取り工程を紹介し、塗装や細部の加工に変化をつけていろいろなタイプの個性的な甲虫に仕上げます。

●第3章では機械昆蟲と一体となって作品のクオリティを高める展示用ベースのつくり方を説明します。
●木材や金属を組み合わせてつくられたスチームパンク的なトックリバチの「巣」は、見どころいっぱいです。

●巻頭と第4章には、新作から過去の代表作まで主要な作品を収録。迫力ある機械昆蟲の世界を存分に楽しめる一冊です。

●判型:B5ワイド判・平綴じ 176P