No.180 スペイ・ファントム (書籍)
●艦上戦闘機シーヴィクセンの後継機としてイギリス海軍が白羽の矢を立てたのが、そのころ世界記録を続々と打ち立てていたアメリカ海軍のファントムです。
●第二次世界大戦後外国製の戦闘機を導入してこなかった同海軍にとって、その決定には少なからず異論もありましたが、イギリスではほかにモノになりそうな計画機がなかったため、当時開発が進んでいたF-4Jと同規格の型、F-4Kが採用されることになりました。
●ただし、狭いイギリス空母の飛行甲板では発艦時の出力アップが必須であり、そこで選定されたのがロールスロイスのターボファン・エンジン、スペイです。
●直径の太いスペイを搭載するために胴体を改設計し、発艦時の迎え角を増やすため前脚を延伸できるようにするなど、種々の改修を施したF-4Kはワールドワイドワイドファイター、ファントムのなかにあってひときわ異彩を放っています。
●本号では空軍型F-4Mとともにこの`スペイ・ファントム`を一冊まるごと徹底的に紹介。ご期待ください。

●カラー32ページ、モノクロ88ページ(全120ページ)
※増ページ特大号