No.190 ハインケル He162 (書籍)
●第二次大戦末期、敗色濃いナチスドイツが起死回生の望みを託して前線に送り込んだジェット戦闘機He162。
●簡素な構造で大量生産が可能かつ操縦が容易で新米でも乗りこなせる性能を狙った本機は「フォルクスイェーガー国民戦闘機」の名称を授けられたことからもその期待度の高さがうかがえます。
●しかしその目論見とは裏腹に急ごしらえの粗が露呈し、部隊ではその運用に苦闘。
●一方で上昇力や速度性能は第一級のデータを叩き出し、ドイツの技術力の高さを示しました。
●本邦初のHe162本格的特集となる本号では、本機の配備部隊JG1(第1戦闘航空団)のパイロット証言、そのパイロット訓練の実態、ジェット・エンジンBMW003の貴重な図面を用いての解説。
●設計者エルンスト・ハインケルとハインケル社の成り立ちなど、興味深い記事を載せるとともに、当時のパイロットマニュアル、機体構造図なども盛り込んで、この野心的なコンセプトをもつ戦闘機を詳しく紹介します。
●カラー16ページ、モノクロ64ページ、全80ページ