――あきらめない者が一番強い！

●ざんねんないきもの事典の今泉忠明先生監修!!

●虫はトカゲに食べられ、シマウマはライオンに食べられます。
●でも、ただだまって食べられ続けているわけではありません。
●毒をためこんで武器にする幼虫がいたり、コウモリの超音波を狂わせる蛾がいたり、水面を走って逃げるトカゲがいたり、「弱い」といわれる生き物たちは、進化の過程で面白いワザを身につけてきました。
●生き物たちの懸命に生き延びる作戦は「しぶとい」の一言に尽きます。
●人間はもちろんそんなワザは持っていませんが、彼らのあきらめない強さは、日々迷ったり弱気になったりする人間にも参考になるはず。
●子どもたちが、生き物の不思議に興味を持つと同時に、さまざまな生き方を知るきっかけになる一冊です。

【コンテンツ一覧】
●1章：逃げるが勝ち！ 負けない生き方 目玉もようでおどかして逃げる蛾/アメフラシはインクをまいて翻弄する/トゲマウスは皮膚をはがして逃走する/ノミガイは飲み込まれても生還する
●2章：不可能なんてない！ しぶとい生き方 タマカエルウオは魚なのに陸が大好き/ハナグモは食虫植物の獲物を盗む/アオミノウミウシは食べたクラゲを武器にする
●3章：ただでは食べられない！ 草食動物の必殺技 ゾウは巨体でライオンをおしつぶす/アメリカバイソンは円陣を組んで狼を撃退/シマウマの蹴り上げはライオンのあごを砕く
●4章：誰も選ばない場所がいい！ 争わない生き方 モロクトカゲは砂漠での水集めが得意/アイベックスの爪は断崖絶壁もへっちゃら/マダラハゲワシはジェット機と同じ高さを飛ぶ
●5章：生きたモン勝ち！ 世界のご長寿生物 永遠の命を得たベニクラゲ/夕ごはんに出た貝の寿命は507才