国鉄鋼製客車史 第10編 20系固定編成客車 (上巻) (書籍)
●戦後処理がほぼ終了し車両の更新と増備を図っていた昭和30年頃、東海道・山陽本線の特急列車は、昼行列車の「つばめ」「はと」「かもめ」及び新設された夜行「あさかぜ」のどの列車にも旧式の優等車が連結されるなど、特急列車としてはあまりにも陳腐化していました。
●そのため専用の客車を新製することが計画されましたが、昼行特急は電車による運行へと計画が変更になります。
●いっぽう夜行「あさかぜ」用としては、軽量構造と集中電源方式及び最新の技術を採用した固定編成客車を新製することになりました。こうして誕生した20系客車は、戦後の国鉄を代表する寝台特急用客車として各線区で活躍しました。
●国鉄鋼製客車史第10編は、製造年度ごとに各部に設計変更を加えた20系固定編成用客車を、豊富な資料をもとに3巻に分けて詳しく解説いたします。

【収録内容】
●新製時の概要、台枠、台車、車体構造、客室設備、寝台設備

●グラフ、本文、付図等
●ページ数:448頁