●Be-8は同じベリエフ設計局が開発したBe-4同様に翼を機体から支柱で支え、その上にエンジンを搭載するレイアウトが取られた飛行艇でした。
●Be-4から改良された点としては引き込み式の車輪が取り付けられ、乗員2名の他に乗客6名か担架2台が搭載できキャビンにはエンジンの廃熱を利用したヒーターを装備していました。
●Be-8はBe-4とは異なり当初から民間機として製作されたため、一切の武装が取り付けられていませんでした。
●1947年に初飛行が行なわれテストパイロットからは素直な操縦性で好評を得ましたが、結局量産されることはありませんでした。
●1951年のツシノソビエト航空ショーでは2機の試作機が披露されました。

●Be-8は2機が作られただけでしたが各種の実験用として運用されました。
●1955年に海軍研究所と共同でハイドロスキーの装着試験が行なわれました。
●ハイドロスキーは着陸装置に装備されたため陸上では特別なドリーが作られました。
●1956年に試験飛行が行なわれパイロットは通常の船体よりも容易に操縦できると評価しました。
●しかし、水中翼を引き込み式にしなかった為、かえって空力抵抗が増し最高速度が低下したり、製造や設計が複雑化するなどの理由で量産機には採用されませんでした。

●エッチングパーツと2種類のデカールが付属。
●完成時は全長約181mm、全幅約264mmとなります。