※価格変更・再生産品

【実車概要】
●スハフ43はスハ44系の緩急車としてスハ44・スハニ35と共に1951年(昭和26)に誕生しました。 他の車両は早速特急「つばめ」に使用されましたが、スハフ43は使用すべき特急列車が無く、し ばらく不遇をかこっていました。
●1953年(昭和28)に山陽本線に「かもめ」が運転されることにな り、その使用車両に抜擢されスハニ35・スハ44と共に竹下区に転出しています。
●1957年(昭和32) には「かもめ」の普通車が新鋭のナハ11・ナハフ11に置き換えられ、宮原区へと転属しています。 転属後は臨時特急「さくら」で使用されていましたが、1年足らずで列車自体が廃止となり、今度 は「はつかり」用として尾久区へ転属しています。
●しかし、僅か2年後の1960年(昭和35)12月に は80系DCに置き換えられることになり、特急用車両としての活躍は10年に満たないものでした。
●特急運用終了後は他の44系と同じく近代化改造を受け、座席の回転化・室内灯の蛍光灯化等が行 われています。但しスハフ43 1~3については予算の関係から窓枠は木製のままとされていました。
●格下げ後も3輌揃って向日町・宮原に配置され、夜行急行の指定席車として使用されていました。 晩年は2・3が高松区へ転じ、宮原に残った1は他の44系と共に1976年(昭和51)2月の20系置き換え まで急行「銀河」で活躍しました。
●四国に残った車両は後にアルミサッシ化、トイレ窓の更新(3 番)を受け外観に変化が生じましたが、1986年(昭和61)まで活躍しました。
●さらにナショナルト ラストの保存運動により2輌共大井川鉄道にて現役保存され、今現在往年の勇姿を見ることができ ます。

【キット概要】
●カトー製スハフ42とのコンバージョンキット。
●種車の屋根と床板を使用。窓枠は木枠とアルミサッシ仕様の両タイプが選択できます。
●ベンチレーター台座や特急用サボ受け・客ドア上部の等級表示灯パーツも付属

【主な別途購入品】
●カトー製 スハフ42
●スハフ43用インレタ(MH-008)