C-46A コマンドー 「ハンプ越え」 (プラモデル)
●原型機はDC-3に対抗するためにカーチスが開発した旅客機CW-20で、客室の容量を大きくした太い胴体にして旅客数で上回るという計画でした。
●しかし設計が遅れ、登場時にはDC-3が市場を独占しており旅客機としての発注は無かったものの、アメリカ陸軍の興味をひき、軍用輸送機として採用されました。
●C-46はエンジンに強力なR-2800「ダブル・ワスプ」が採用され、客室窓が少なくなった程度の原型そのままで採用されました。
●第二次世界大戦では3,000機以上が生産され、C-47と共にアメリカ軍の主力輸送機となりました。

●ATC(航空輸送コマンド)が1942年に編成され輸送任務の需要が急増すると、大出力エンジンを装備するC-46が前線の山岳地帯や南大西洋横断に投入されるようになりました。
●中でも、日本軍に対峙すべくイギリス領インドのアッサムからヒマラヤ山脈を越えて中華民国の昆明に物資を輸送する「ハンプ超え」が特筆される活躍でした。
●高さ7,000m級の山々を飛び越える輸送ルートは、与圧キャビンや排気タービンを持たない輸送機には苦難の連続でしたが、C-47とともにこの作戦を成功させました。

●レプシロ双発機では最大級の大きさです。
●キット完成時は全長32cm程・全幅46cm程になります。
●完全新金型