●アーウィオテハスPN-3はエストニア航空クラブのV.ポストとR.ノイドルフによって高速戦闘機として設計され1939年に製造/初飛行しました。
●本機は当初格納式の着陸装置を予定していましたが、試作機は生産コストと開発のスピードアップのために固定式の着陸装置で製作されました。
●第二次世界大戦の勃発と1940年のソ連によるエストニア占領のため計画は中断され、量産化には至りませんでした。
●一機だけ完成した試作機はエストニア空軍に納入され、後に訓練機として使用されました。
●その後は独ソ戦の混乱の中で失われたと考えられています。

【実機諸元】
●乗員：2名
●全長：8.95m
●全高：2.7m
●全幅：10.38m
●発動機：ロールス・ロイスケストレルⅪV-12型水冷エンジン(570HP)x1
●最大速度：395km/h
●航続距離：2,450km
●武装：7.62mm機関銃3門予定(固定x2、後部旋回x1)※試作機には搭載されませんでした。