●Masterpiece 16 阪和電鉄モヨ100シリーズ
●1/80 16.5mmゲージ金属キット

【プロトタイプについて】
●阪和電気鉄道は昭和初期に関西にあり、ノンストップの「超特急」や国鉄直通列車などの高速列車を運行した私鉄でした。
●`阪和形電車`は特徴的な車両が多く、モヨ100は大出力高速電車として当時の私鉄を代表する名車として記憶されています。
●国鉄客車3両を連結し、白浜直通の`くろしお`として牽引しました。
●阪和電鉄はその後南海合併期間を経て、1944年に戦時買収されて国鉄阪和線となりました。
●標準的な国鉄形電車より車体長は短いものの大出力で、車両数も70両以上であり、1960年代後半まで使用されました。
●国鉄期間には、各種更新修善が行われています。
●その後ほとんどが廃車となりましたが、モヨ104と106のみは松尾鉱山に引き取られました。
●松尾鉱山では、単行運転が主なため片運転台を両運転台に復元し、塗装はクリームとマルーンに塗り分けられました。
●数年後に松尾鉱業の廃止により弘南鉄道に譲渡されています。
●後にクハやサハに格下げされながらも平成元年まで生き残った後に解体されています。

●本企画では、モヨ100、及び同時期に誕生した制御車クヨ500とともに当時の姿を再現すべく模型化致します。
●モヨ100は両運転台付き車両でした。単行、重連、ないしは制御車との編成等、いずれもお楽しみいただける構成です。
●また、国鉄在籍時晩年の姿を再現するタイプ、及び松尾鉱山譲渡後のタイプも同時に模型化致します。

【キット概要】
●特徴ある車体を、細密なエッチングで再現します。
●屋根板は、オデコ部分をロスト部品としています。
●ライト類、ジャンパー栓等、ロスト部品を多用し、細密に再現しています。
●床下機器は、対応部品が付属します。
●キットには、台車、動力関連、カプラーは含みません。
●DT-11が近似台車として対応しています。
●モヨ100には、特徴ある大型パンタグラフを再現する為、エッチング製のキットとして専用部品が付属します。
●国鉄クモハ20050番、松尾鉱山クモハ200にはパンタグラフは付属しません。PS-13が対応しています。取付寸法14x16