DD50-3 + DD50-4 標準色 米原機関区 2両セット (2両セット) (鉄道模型)
──デッドセクションをエスコート! 背向重連DD50!

●日本初の本線用ディーゼル機関車がDD50です。1953年に1次型3台が、翌年に各部の改良およびデザイン変更が行われた2次型3台の合計6台が製造されました。出力1050馬力の大型ディーゼル機関を搭載、当時は高出力機関から伝達可能かつ重連総括制御の容易な変速機が開発途上であったことから、実用性を重視して電気式の走行装置が採用されました。重連以上での運用が想定されたことから片運転台設計となった点が特徴です。
●落成後には急勾配が連続していた北陸本線の敦賀地区へ投入されました。これら6台のDD50の実績を基に量産型のDF50が生み出されたことから、文字どおり本線用国産ディーゼル機関車の礎として記念すべき存在と言えるでしょう。
●丸みをおびたオデコとやや柔和な表情が印象的な1次型と比較して、2次型はやや角ばったシルエットや高めの前面窓、スカート装備などで厳めしいデザインに変化しました。性能面での相違は無く、両車がペアとなった重連でも運用されました。1960年代半ばからはオレンジ色とグレーのディーゼル機関車標準色に装いを改めた後、「ヨンサントオ」で知られる1968年10月ダイヤ改正から引退までの間、米原機関区を拠点として北陸本線田村付近のデッドセクション連絡用として使用されました。

【実車】
●DD50形ディーゼル機関車は日本初の幹線用ディーゼル機関車です。
●動力伝達方式は1050PSエンジンと発電機を組み合わせた電気式が採用されました。
●片運転台であること、単機では牽引力が不足することから2両を背中合わせに連結した重連運転を中心に運用されました。
●1次車3両は1953年に製造されました。
●2次車3両は翌1954年に製造され前面が角ばったデザインとなりスカートが取り付けられ印象が大幅に変わりました。
●登場当初はぶどう色2号に白帯を巻いた姿でしたが、1964年ごろに車体上半分が朱色4号、下半分がねずみ色1号のディーゼル機関車標準色に塗り替えられました。

【商品概要】
●マイクロエースディーゼル機関車シリーズの更なる充実
●2両ともモーター搭載の動力車
●ヘッドライト点灯
●朱色4号+ねずみ色1号のDL標準色
●1次型と2次型の異なる形態が両方楽しめるセット
●ヨンサントオ改正で米原機関区に転属した頃の姿

【編成図】
DD50-3(M)DD50-4(M)