●1978年以前のイラン帝国において、時の国王であるパフラヴィー2世(パーレビ)は中東地域の軍事的優位を計ると共に隣国ソ連への警戒感から、いわゆる「オイルマネー」により西側諸国から多数の陸上・航空兵器を購入しました。
●航空兵器においては1967年にF-4Dが発注され、ベトナム戦争の最中にもかかわらず新造された32機が`70年までに納入されています。
●1979年2月に起こったイラン革命によりパフラヴィー2世が退陣、反米色の強いイラン・イスラム共和国が設立するとアメリカは武器禁輸措置を採り、交換用部品も含めその後の供給は断たれますが、稼働機減少に悩まされながらも両機種共に`80年から始まるイラン・イラク戦争に従事。
●F-4Dは近年まで稼働が確認されています。
●限定品。