──戦前より活躍する国電72・73形南武線の車両を再現

●72・73形は4ドア通勤電車の元祖として登場し、晩年は首都圏近郊や地方ローカル線で置き換え活躍しました。
●モハ72形のうち1954年度以降に製造されたモハ72-500は屋根の高さが低くなり台車もDT17形に変更されました。
●後年短編成化で不足する先頭電動車はモハ72形の改造でまかなわれ、モハ72-500の改造車はクモハ73-600となりました。
●南武線では1960年代~1978年にかけて活躍しました。

【実車ガイド】
●72・73形は製造年により車体のデザインが異なり、1954年度以降に製造されたモハ72形500番代は屋根の高さが旧63形由来の車両より低くなり台車もDT17(後期グループはDT20)形に変更されました。
●72・73形は1960年代以降首都圏近郊や地方線区に転用されましたがこれに伴う短編成化の際に不足する先頭電動車はモハ72形の改造でまかなわれ、旧63形由来のモハ72形改造車は近代化改造も合わせて実施の上でクモハ73-500形となり、モハ72-500形の改造車はクモ73-600形となりました。
●クモハ73-600形のうち偶数車はパンタグラフが後位側に存在していたのが特徴で、首都圏近郊路線で使用されました南武線では1960年代~1978年まで72・73形が使用され、当初はホーム長さの関係から川崎~稲城長沼は6両、稲城長沼~立川は4両での運用でしたが、1976年より全線で6両運転が行われるようになりました。
●鶴見線の72・73形は1972年の導入時には旧63形由来の車両がほとんどでしたが、1978年に南武線からの同形転入で大半が近代化改造・アコモ改善車となり、1980年の大川支線を除く新性能化まで使用されました。

【ポイント】
●当初よりモハ72形として新製された500番代と、後年モハ72-500形を先頭車化改造して登場したクモハ73-600形のうちパンタグラフが後位側となった偶数車を新規製作で再現。
●モハ72-500形・クモハ73-600形の台車はDT17形を新規製作で再現。

【製品化特長】
●ハイグレード(HG)仕様
●ベンチレーター・避雷器は取り付け済み
●ヘッド・テールライト、前面表示部は常点灯基板装備、ONーOFFスイッチ付
●ヘッド・テールライト、前面表示部は電球色LEDによる点灯
●配管付き密連形TNカプラー(SP)装備
●先頭車運転台側は胴受けの小さいTNカプラー装備
●Hゴムはグレーで再現
●<98489>南武線セットと<98490>鶴見線セットを組み合わせることで南武線で見られた4両+2両の6両編成を再現可能
●車番は選択式で転写シート付属
●フライホイール付動力、新集電システム、黒色車輪採用
●M-13モーター採用

【<98489>について】
●モハ72-500形、クモハ73-600形(偶数車)を新規製作で再現
●モハ72-500形、クモハ73-600形は窓がアルミサッシ化されたアコモ改善車を再現
●モハ72-500形、クモハ73-600形の台車はDT17形を新規製作で再現
●クハ79形は全金車、サハ78形は三段窓の残る車両を再現
●前面表示部はカラープリズムの採用で白色に近い色で点灯
●前面表示部、前面サボは印刷済みパーツ選択式で「立川・川崎・登戸・稲城長沼」付属
●前面サボは<98490>で増結車を再現する際などに使用可能

【セット内容】
●クハ79-920
●モハ72-500(M)
●サハ78
●クモハ73-600(偶数車・近代化改造車)

【付属品】
●ランナーパーツ:排障器
●ランナーパーツ:前面表示部
●ランナーパーツ:ATS車上子
●ランナーパーツ:前面サボパーツ
●転写シート:車番等

【編成例】
●南武線(1976年頃)
←川崎     稲城長沼・立川→
クハ79モハ72(M)サハ78クモハ73

クハ79モハ72(M)サハ78クモハ73クモハ73クハ79
※この編成の場合<98490>セットのモハ72形(M)は使用しません。

●鶴見線(1978~1980年頃)
←鶴見     海芝浦・扇町→
クハ79モハ72(M)クモハ73

太字:<98489>72・73形通勤電車(南武線)セット
太字下線部:<98490>72・73形通勤電車(鶴見線)セット

【別売りオプション品】
●室内灯:<0733>白色