RM Re-Library 22 同和鉱業片上鉄道 (書籍)
●「RM Re-Library」シリーズ22巻目は、RMライブラリー第127・128巻から、「同和鉱業片上鉄道(上・下)」(寺田裕一 著・2010年巻)の合本です。
●同和鉱業片上鉄道は、瀬戸内海に面する片上から山陽本線との接続駅である和気(わけ)を経て、備前矢田、周匝(すさい)、吉ヶ原、そして鉱山の町:柵原(やなはら)に至る鉄道でした。
●柵原鉱山で産した硫化鉄は、片上に運ばれたのち海路で岡山港の同和鉱業岡山精錬所に輸送され、硫酸を分離して化学原料や肥料に用いられていました。
●本書では、片上鉄道が走る前、1800年代後半の柵原鉱山黎明期にはじまり、片上鉄道が敷設する経緯、計画、1923年の開業、そして1991年に完全廃止となるまで68年間の物語を前編として、また片上鉄道に在籍した蒸気機関車、内燃機関車、内燃動車、客車、有蓋・無蓋貨車などの車輌に関する話を後編として一冊にまとめています。