【実車について】
大正12年から関東大震災の輸送力増強などを背景に大量増備された形式です。
木製電車を代表する形式とも言えるでしょう。
本形式は電動車、付随車ともに設計の標準化が強く行われ、電動車と付随車でドアの位置がそろっている、客室内レイアウトが寸法レベルで同一であるなど、統一美のある形式でした。
しかし、関東大震災を契機に、デハ43200/デハユニ43850/サハ43550等からも改造編入され、結果としてはバラエティあふれる形式になってしまいました。
また、初年度は製造分はなぜか狭い扉を採用した独特な見た目をしています。
昭和3年の改称で、デハ63100はモハ10に、サハ33550はサハ26に編入。
一部は戦後まで活躍しました。

【模型について】
硬質紙のレーザーカットした部材で構成されたペーパーキットです。
組立にはある程度の経験が必要です。
等級帯デカールが付属。
一部に3Dプリントによるパーツも含まれます。

【このキットの他に必要な部品】
窓セル用塩ビ板
KATO車輪(車軸短)11-607
PS11パンタグラフ
KATOカプラーN11-721
鉄コレ動力TM-07R