ロシアの鋳造装甲はブリネル硬度が高め(400~500ぐらい?)だったっぽいので戦争後半は表面仕上げの手間を省いたんでしょうね。ですので見かけはともかく質は悪くなかったようです。
逆にアメリカ戦車の鋳造装甲はブリネル硬度で240ぐらいしかないらしく、グランドパワー2012年8月号にあるようにポルシェ型ケーニヒスティーガーの砲塔装甲内面の硬度が325~280とあるので、もしかしたらそれより低いことになります。ちなみに表面硬度は前面で472、側面は左側の一部(キューポラ張り出し部?)が305なだけで、その他は565~530とあるので結構高い硬度です。柔らかければクラックの心配が少ないので一般用鋼材のSS材みたいにショックに強く長持ちはするんでしょうけど、防弾材としては「う~ん。」という感じらしいです。youtubeでsherman meuconで検索すると標的にされたM4とM10が見られますが、小口径機銃弾に穴だらけにされてるのが見れます。
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