キットは、第112工場製44年夏もしくは秋頃以降の型とも言われ、従来粗雑な仕上がりで形状把握がしずらかった砲塔の後方下辺が、明確に角張った形となります(90年代にコンポジット砲塔とも称された)。また、砲塔中心線に近い位置のベンチレーター(初期第112工場製だけ)が、この時以降右舷寄りになるようです。一部資料本では、このタイプの砲塔と90㎜への増厚を関連付けているものもあります。 いずれにしろ、先のキット同様、細々とした点で第112工場製の特徴を一番良く表現している事は間違いなく、これも注目どころです。
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