商品説明
●近代の通勤型電車のひとつの祖先として、1957年に登場した「初の新性能電車」と呼ばれる90系電車(後の101系電車)が挙げられます。
●吊掛式と呼ばれる旧来の駆動方式をやめ、より静かな走行音とスムーズな乗り心地で注目を集めたばかりでなく、オレンジバーミリオンに塗られ中央線に登場したその車体は、それまで茶色一色であった国電を路線ごとのカラーリングで区別する契機となり、国電カラー化の原点となった記念すべき車両でした。
●しかし、20mの車体に片側4つの扉という、現在の通勤型電車に通じる基礎を築いた車両をさらに遡ると、戦中の資材不足の中で最大限の輸送力を確保するというまさに極限の思想で造られた63系辿り着きます。
●資材も人手もなく粗製乱造と言われた63系が、火災事故からの復旧を契機に様々な改良や新たな試みが採り入れられ、より洗練された車両になっていきました。
●そのひとつの到達点が90系だったわけです。
●本書では、新造間もない90系電車の雄姿を紹介するとともに、粗製乱造電車63系からのさまざまな改良を豊富な写真を使って紹介することで、国鉄の通勤電車の発達史を振り返ります。
●パッケージサイズ/重さ : 25.8 x 18.2 x 0.4 cm / 173g
商品仕様
- 商品コード
- 055609
- ISBNコード
- 9784777055609
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