C11-207 ニセコ号 (プラモデル)
●C11はC10の欠点である軸重の重さを改良したタンク式蒸気機関車で昭和7年から量産が始まった。使いやすい機関車として人気があり総数381両が製造された。生産時期により1次~4次形に分類される。3次形と4次形は太平洋戦争の影響で、設計の変更・生産工程の削減・資材不足のための代用品使用など、いわゆる「戦時設計」・「戦時工程」と呼ばれる簡素化が図られていた。
●昭和16年12月26日に日立製作所笠戸工場で製造され、昭和20年9月に静内機関区へ転属、日高本線で使用された。日高本線は曲線が多い線のため前照灯が2灯式(前後とも)に改造された。昭和49年10月に廃車になり昭和50年3月に静内町に無償貸与された。平成12年10月7日C11-207号機は苗穂工場で復元され小樽-ニセコ間で「SLニセコ号」をけん引、復活している。

●塗装する人は、便利で安全な(株)グンゼ産業の水性ホビーカラーをおすすめします。