ED19 (鉄道模型)
●昭和30年代から50年代の飯田線は、天竜川に沿った伊那谷を走る北部(飯田-辰野)の区間に、体形の電気機関車が入線できないため、大正時代に欧米から輸入され、幹線電化の梁明期に活躍したED18、ED19といった小形の電気機関車が貨物列車牽引で活躍する古豪の里でした。
●このたび製品化のED19は、大正15年(1926)にアメリカから輸入され、東海道本線の電化初期に活躍した6010形が、ED53と形式改称、さらに貨物用となって誕生し機関車です。1軸先輪にデッキを備え、短いながらも端正なスタイルで、昭和30年代前半には6両全機が飯田線に集結し、旧形国電と並んで活躍、昭和51年(1976)までに全機廃車となりました。

【製品特徴】
●単品のED19は、6号機をプロトタイプに、前面窓改装形(小窓:角丸)で、車体側面吸気口は原形