EF71 1次形 (鉄道模型)
【製品紹介】
●奥羽本線は東北本線から分岐し福島を出発すると、すぐさま東北地方の脊梁山脈である奥羽山脈を超える第一関門の板谷(いたや)峠に挑みます。
●33.3%という急勾配が連続する板谷峠は、国内屈指の勾配線区でした。
●明治以来、この難区間へは当時の最新鋭の機関車が投入され活躍してきました。
●昭和43年に東北本線の全線交流電化に合わせ、米沢までの板谷峠の区間も、EF64が活躍した直流から交流へと切り替えられ、同時に複線化されて輸送上の隘路となっていた板谷峠は大きく改善されることとなり、奥羽本線の専用機として登場したのがEF71です。
●EF71は、直流電機では珍しいF形で登場し、初の電気回生ブレーキを装備。板谷峠専用機としての仕様を備えて、客貨両用の万能機として活躍しました。
そのなかでも特筆されるのが、ディーゼル特急「つばさ」のキハ181系を牽引し、板谷峠を走行したことです。
山岳線用として500馬力の強力エンジンを搭載したキハ181系でしたが、登場後まもなく板谷の峠越えでのエンジントラブルが頻発し、キハ82系+EF64と同様にEF71が、福島-米沢間の板谷峠越えをサポートすることとなり、昭和50年(1975)の「つばさ」の電車化まで続きました。
●KATOは、交直電気機関車最大のEF71を、ご期待に答えて製品化。
奥羽本線を行き交う様々な列車を従えて、急勾配に挑むシーンを再現してお楽しみください。

【製品特長説明】
●奥羽本線・板谷峠。幹線ながら日本有数の急勾配線区で活躍した交流電気機関車EF71。待望の製品化。
●勾配躯幹に備え、交流機には珍しい6軸駆動F形で交流回生ブレーキを装備したEF71。その特徴をあますところなく再現。
●キハ181形「つばさ」との連結運転から、寝台特急「あけぼの」、急行「津軽」はもちろんのこと、貨物列車も牽引の万能機。
●1次形をプロトタイプに、国鉄時代に活躍した内バメ式テールライトに前面通風口が付いた姿を再現。
●デフロスター装備の前面窓、乗務員側窓はオリジナル。つららによる前面窓破損防止のプロテクター取り付けボルトを表現。
●前面窓ガラス・側面明かり窓のHゴムはグレーで設定。交流機特有の屋根上碍子は白で再現。
●交換用ナンバープレートは、切り抜き文字ナンバーで、1、4、7、9号機の4種。メーカーズプレートは「東芝」「三菱」が付属。
●幅広で薄板の前面ステップ、重連仕様の特徴である賑やかなスカート周りのジャンパ栓も、実感的に別パーツで付属。
●定評ある、フライホイール搭載の動力ユニットで、安定した走行と勾配線区専用機に相応しい牽引力を発揮。
●クイックヘッドマークは「あけぼの」「快速 かもしか」の2種が付属。
●アーノルドカプラー標準装備。交換用にKATOナックルカプラーが付属。キハ181形「つばさ」との連結運転にも対応。
●パッケージは、標準のクリアケース入。

【EF71 牽引列車 編成例】
★奥羽本線で活躍したEF71の牽引した列車の編成例です。(普通列車についてはED78の頁もご参照ください。)
●EF71 + キハ181系「つばさ」 or 20/24系寝台特急「あけぼの」 or 14系特急(座席車)臨時「つばさ」 or 急行「津軽」
●EF71 + ED78 + ワム80000 #8039 + ワム70000 #8056 + ワム70000 #8056 + トラ45000 #8027 + ワム90000 #8029 + コキ5500 #8059-2 + コキ5500 #8059-2 + ワム90000 #8029 + ワラ1 #8025 + ワラ1 #8025 + トラ45000 #8027 + ワム80000 #8039 + ヨ5000 #8046-1
※EF71同士の重連も見られました。
※#8039等の数字は貨車の製品品番です。

【関連製品】
●3080-1 ED78 1次形 ※奥羽本線での重連を再現。
●10-1253/10-1254 キハ181系「つばさ」7両基本セット/5両増結セット
●10-1279/5142/5143 オハ50系客車 5両基本セット/単品2種
●10-366/5086-1~ 20系寝台特急 6両基本セット/単品各種 ※寝台特急「あけぼの」を再現。 ●10-879/10-880 急行「津軽」 6両基本セット/5両増結セット
●10-809/8001~ 貨物列車セット(6両)/貨車単品各種
●5036~5038 14系座席客車各種 ※特急「つばさ51号」 臨時運転の客車特急。
●5127-1~/5134-1~ オハ35系客車各種/スハ43系客車各種