ソリッドハンド (角指・M) (工具)
idolaは商業原型師であり、キャラクターモデル製作のHow to本なども執筆するプロモデラーの有澤浩道氏が設立したブランドです。

ソリッドハンドは3Dプリンター製のディテールアップパーツです。
人型キャラクターロボットでは、拳の大きさや形状は模型全体の印象に大きな影響を与えるため、キャラクターロボット系モデラーにとってはこだわりポイントの一つでもあります。
現在キットパーツから置き換える為のアフターマーケット製のハンドパーツが多数市販されていますが、ディテールの情報量が多くキットに取り付けた際に本体のデザインから浮いてしまったり、そのほとんどが全高18m級から20m級の設定のロボット用に設計されているため、それよりも小型のロボットにそのまま使用するとプロポーションに違和感が生じるものもあります。
そこで多様なロボットキャラクターモデルにも馴染むように、シンプルかつ必要最低限なディテールがモールドされたデザインの、1/144スケールに対応した3サイズをラインナップしました。
キットに付属している、成型の都合などにより全体のバランスに対して大きめに造型されている拳パーツや、武器を持たせるために拳に穴が開いているパーツをそのまま取り付けると、全身のプロポーションが崩れたり、リアリティーが損なわれるといった場合にこのパーツを使用する事で、さらに見栄えを良くすることが出来ます。
今回ご案内の製品は、以前「メカニカルハンド」として販売されていたものを、最新型の3Dプリンター機材の導入により大幅にリニューアルした商品です。

【商品補足】
手作業では加工が難しい極小のモールドも、3Dプリンターならではの緻密なディテールで再現すると同時に、多くのキャラクターロボットキットに馴染むよう、シンプルなデザインを採用しています。
大きさは1/144のキャラクターロボットキットへの使用を想定したサイズで造型されています。
握り手が左右2組、平手が左右1組と手の甲が別パーツで構成されていますので、1セットで複数のキットに対応可能です。
サイズはXSは設定15m級(キット頭頂高:115mm~)、Sは18m級(125mm~)、Mは20m級(140mm~)の1/144スケールキャラクターロボットキットへの使用を想定しています。
保管時や製作中のサイズ間違え防止のため、2種類のデザイン(XSとMはシンプルデザイン、Sはディテールが多いコンプレックスデザイン)があります。
パーツの加工はプラモデルと同様に行うことが可能です。
拳下部のサポート材(支柱)を薄刃ニッパー等でカットしてヤスリで平らに整形します。
サポート材は手首付近だけにありますので、ディテールを損なう心配もありません。
造形特有の積層跡やドット跡は#320の耐水ペーパーをあてる事により表面を処理し、追加で#400~#600で処理することにより綺麗に仕上がります。
ボールジョイントがきつい場合はヤスリなどで削り、反対に緩い場合は瞬間接着剤等を塗ることなどで調整可能です。
塗装もプラスチックキットと同様に可能です。
塗料の食いつきを良くするために、塗装をする前にパーツを中性洗剤で軽く洗浄した後にサーフェイサーを吹くことを推奨します。甲は別パーツなので塗り分けも簡単です。
関節部分は塗り分けると精密感がアップします。またメタリック色を使うと良いアクセントになります。
拳が適正な形状/大きさだと腕が短く見え、腕が短く見えると脚が長く見えるため等身が上がったようにスマートに見えます。
「ストレートに組もうかな」と思った時でも、拳パーツだけでも手を入れるとカッコよくなり、全体のイメージが引き締まって見えます。