商品説明
●1956年当時、ドイツではデザイナーの職務内容はあまり知られていなかったが、新しい車体のデザインに関してフェリディナント・ポルシェの息子フェリー・ポルシェが作成したリストでは、ある人物が一番上に載っていた、アルブレヒト・フォン・ゲルツである。
●彼が作成した伝説のBMW 507のデザインは多くの人たちに感動を与え、影響を与え続けている。
●この43歳、貴族のフリーランスデザイナーはアメリカに住みながら、ニューヨークと自分の故郷を行き来していた。
●1956年の秋ごろポルシェが彼にデザインを頼むため連絡をしてきた。
●シュヴァーベンのメーカー、ポルシェは当時はゲルツの最後の雇用主となるBMWのような確立された伝統的な会社ではなかったが、ゲルツ伯爵はその申し出に応じた。
●おそらく彼がニューヨークでの自分のプロジェクトに専念する前にポルシェの内部事情が彼に伝えられたのだろう。
●非常に高いレベルのスポーティーさと独立した外観が最優先事項であったはずだ。
●彼はシュヴァーベンの工場を何度か訪れた後、実物大の粘土モデルで自分のアイデアを実現化し、1957年7月にポルシェの担当者に提出した。
●その場にいた全員がそのコンパクトカーを見た、印象的な特徴は前部の丸いヘッドライトで、間にフロントフードがバンパーまで伸びていた。
●後部は両端に3つの小さなテールライトを配置した。
●結局、フェリー・ポルシェが残した言葉によると「素晴らしいゲルツではあるが、ポルシェではない」。
●端的に言ってしまえばあまりにもアメリカ的すぎるということだった。
●アルブレヒト・フォン・ゲルツは2台目のデザインも発表したが、それもポルシェの好みには合わなかった。
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商品仕様
- 商品コード
- 06045
- JANコード
- 4907981664329
ご購入について
※こちらの商品は一世帯(同一住所) 3 点までとなります。