商品説明
●グリーンマックス旧型国電シリーズ・中間付随車編。
●サロ45とサハ48の2両セットです。
●クハ47への改造パーツ一式付き。
●台車(#5024・TR23)は別売りです。
【解説:サロ45(サハ45)について】
●長距離国電の元祖スカ線用32系の2等車として製作された我国最初の20m級国電の一員。実車は昭和5年(45001~45010)、6年(45011~45013)の2年にわたって製作されましたが、本キットは側板すそ両端部に段差があり、リベットの多い「5年度型」のモデルです。
●実車は戦前、戦後を通じてずっとスカ線にあり、70系登場後も新製サロ46(→サロ75)に混じって活躍をつづけましたが、昭和39年ついに111系に追われて身延線に転じ(→サハ45へ格下げ)、更に最後まで生き残ったグループは大糸線に移って同線の新性能化の日まで余生を永らえ、ちょうど半世紀にわたる長寿を全うしました。
●キットの組み立ては左図に示すとおりです。まず、側板(両方とも(2))、妻板(両方とも(3))、屋根板をすき間の出来ない様充分調整しつつ接着組み立てし、全体を塗装の後うらから窓ガラスを貼っておきます。屋根にはガイド穴を貫通させて8個のグローブベンチレーターを取付、又、両端部にステップ(6)を各2ヶづつ、上面が水平になる様注意して接着します。床板は上面に鉄板製ウエイトを2個のウエイト止め(屋根板ランナーに付いている無刻印の平板)で固定し、下面には床下機器ユニットを左右にふり分けて接着、つや消し黒に塗装して車体にはめ込んで出来あがり。刻印A~Fの部品はすべて使用しません。
●さて、本キットはそのまま組み立てるとWC取付改造前の状態となり、屋上のグローブベンチレーター、旧タイプのプレスドア等からして、おおむね昭和20年代末~30年代はじめのスカ線時代と言う事になります。もちろんこのままでクリーム2号/青2号の旧スカ色に塗り分け、窓下に青帯(注※)を入れて70系編成に組み込んでも少しもおかしくはないのですが、皆さんになじみの、身延線、大糸線時代の姿にするには、実物にならってWC取付改造をしてやる必要があります。改造は簡単で左図下の平面図に示した様に両側板1ヶ所づつ計2ヶ所の窓を、ぴったりの大きさに切った0.3tプラ板で埋め、その外側の窓系2ヶ所をクモリガラスに改めるだけです。(透明ガラスをクモリガラスにするには細かいサンドペーパーでキズをつけるか、裏から白ラッカーを塗る。)床下には水タンクも取付けておきます。塗色は身延線なら青15号(7)とクリーム1号(5)のスカ色塗り、大糸線なら全面青22号(6)の単色塗装。屋上機器はすべてねずみ色1号(9)。
※注 この時代は腰板のブルー(青2号)と等級帯のブルーとの間に極細のクリーム色の帯を入れていました。これは両方の青が近似色で等級帯が非常に見にくかったからで、やがて2等は1等に変わって帯色もライトグリーンとなり、スカブルーも青15号へと色調変更されたためこの必要はなくなり、紺クリーム帯は消滅しました。(1962年ころ)
【編成例】
●サロ45格下げサハ45をはさんだ身延線低屋根4連の例
←甲府
クモハ60
800+
サハ45+クモハ43
800+クハ68
富士→
【仕様変更情報】
※2014年6月度再生産分よりパッケージが共通台紙に変わりました。
●パッケージサイズ/重さ : 20 x 9 x 2 cm / 85g
商品仕様
- 商品コード
- 174
- JANコード
- 4946950174001
ご購入について
※こちらの商品は一世帯(同一住所) 1 点までとなります。