キットは、第112工場製44年夏もしくは秋頃以降の型とも言われ、従来粗雑な仕上がりで形状把握がしずらかった砲塔の後方下辺が、明確に角張った形となります(90年代にコンポジット砲塔とも称された)。また、砲塔中心線に近い位置のベンチレーター(初期第112工場製だけ)が、この時以降右舷寄りになるようです。一部資料本では、このタイプの砲塔と90㎜への増厚を関連付けているものもあります。いずれにしろ、先のキット同様、細々とした点で第112工場製の特徴を一番良く表現している事は間違いなく、これも注目どころです。
細かいことを言うと、T-34-85 第112工場製 S-53搭載 44年3月頃以降とも言われる型と、第75工場製砲塔(8分割の“alternative”砲塔とも言われる)搭載型を、現状飛ばしてますね。⇒ http://tankfront.ru/ussr/photo/gvtk02.html#!prettyPhoto (上から8段目全て)⇒ https://waralbum.ru/316253/ (第75工場製砲塔)あまりに数が多い為、主要どころを押さえていくのかな?
今度は112工場製ですか。こういったマイナータイプから埋めてってくれるのはいいね。次は戦後のベンチレーター前後タイプか?